「10kg袋で対応可能な小麦粉」シリーズ、第三弾は三宅製粉の「粉雪」のご紹介です。「粉雪」は強力粉ですが、ちょっとふすまが切れ込んだタイプで、菓子パンや中華麺でしたら、つけ麺などに向いています。

25kg袋との違いやメリット等については、「10kg袋の小麦粉について」にまとめております。

粉雪小麦粉製麺工程

配合	粉雪小麦粉　100%
練水	加水（かんすいボーメ6）　31% アルコール　1%
製麺工程	ミキシング：15分 粗がけ：1回 麺帯熟成：40分 複合：2回 圧延：3回 切り：14番角(最終麺厚2.1mm) 茹で時間：6～7分

※茹で時間はお好みにより調節願います。

 

  

ミキサーに粉を入れ、加水（塩水）し撹拌する。

3分ミキシング後に、蓋を開けて内部と、羽根についた粉を落とす。

7分後ぐらいに蓋を開け、粉っぽさがないかを確認する。

左記で粉の状態を確認し、撹拌の調整を行う。（1～5分）計10～15分

粉っぽさがなくなり、そぼろ状になった時点で撹拌を終了し、容器にとる。

そぼろを製麺機に一度通す。（粗掛け）

製麺機に通して、生地を巻棒に巻き付ける。

生地全体を袋で覆い、熟成をとり生地を寝かす。（麺帯熟成）40～60分

熟成させた生地を、巻棒に取り分けてロ－ル幅を狭めて生地を通す。（複合）

切刃を取り付け、生地を通す。（切り）14～16番角・丸等の切刃

打粉を振った麺を番重等の容器に並べて完成です。（麺が乾燥しないよう注意）

今回、「10kg袋で対応可能な小麦粉」シリーズとして、「金王冠」「ウイング」「粉雪」の三種類の小麦粉をご紹介いたしました。このような色んな種類の小麦粉をお好みでブレンドしていただくことによって、様々なバリエーションのパン、中華麺、うどんなどが作れます。しかも10kg袋なら、かさばらない！25kg袋では気軽に出来ないことでも、10kg袋ならば可能性が広がるのではないでしょうか。ぜひ一度お試しください！

10kg袋で対応可能な小麦粉は今後も追加予定です。続報をお楽しみに！

（今回の試作品につきましては、三宅製粉の担当営業の早川君を通じて、技術開発部の上田課長様、山口様がお忙しい中、わざわざ弊社まで打ち合わせに来ていただき、数日にわたってテスト、試作をしていただきました。本当にありがとうございました。）

（記事：福原）